essais

【エセー 002】自然体である。
自然体ってなんでしょう。 そもそも、自然ってなんでしょう。 悠然と佇む山々。 鬱蒼と木々が生い茂る森。 清らかに流れてゆく川、その水が流れ込む海。 雲が浮かぶ空、雨、雪、雷。 春夏秋冬、季節の移ろい。 この地球に存在する物理的な意味での自然。 あるいは、精神的な意味での自然。 あるがままに生きる。 背伸びしないこと。 ふるまいに違和感がないこと。 無理がなく、リラックスしている状態。 抽象的であいまいだけど、 心地よさがある言葉。 具体的な定義を決めるのは野暮ですね。 ことばで表現できることはあまりに限られています。 『自然体である』という哲学には、 どこにいても、なにをしていても、 「うん、大丈夫だ」とおもえる御守りのような力があります。 QUTOTEN.から、 そういう力が生まれることを目指して。 。、

【エセー 001】Tradition is Transition.
伝統には、「古いもの」というイメージがあるかもしれません。 しかし、僕たちは伝統に対して「新しいもの」と定義しています。 なぜならば、伝統として残ってきた技術やノウハウは、つねに時代のニーズを掴まえ続け、柔軟に形を変えてきた結果だからです。 鋳金の人間国宝である大澤光民氏が、こんなことを言っていました。 「伝統とは、絶えず新しいものである」 光民氏の作品は、鋳金という長く続く技術を継承しながらも、非常にモダンな印象を受けます。 高度な技術に裏付けられた、きめ細やかなで迷いのない模様。 線の一本一本から、光民氏の人間性が垣間見えます。 伝統と深く向き合っていると自ずとこのような創作性が出て、結果的に新しくなっていくのかもしれません。 挑戦の先に、新しいものが生まれます。 技術やノウハウもまた然り。 偶然の出来事から生まれた現象が、ときに形を成すこともあります。 それらが地層のように積み重なってきたのが伝統ならば、いま地表に出ている伝統が、その最高到達地点だと考えるとなんだか心躍りませんか。 挑戦すれば失敗するし、新しいものはときに批難を浴びる。 それでも、伝統と関わりたいから。 Tradition is Transition. (伝統とは、絶えず新しいものである) そんなことを考えながら、QUTOTEN.は 日本の伝統の素晴らしさを発信していきます。 。、